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1995-08-02
|
10KB
|
321 lines
************************************************************************
Environment select Version 0.40
Manual
Tuesday 25 July 1995 ~
Copyright (c) 1995, RYOMA
************************************************************************
【 機能概要 】
本プログラムはTownsMENU起動時の表示内容を選択する機能を提供します。
TownsMENUを終了するときに「表示内容の保存」を「する」「しない」とい
う表示が出ますが、この「表示内容」は1つしか保存出来ないのが残念な(?)
所です・・・。そこで、自分が使用したい環境に合わせて、「開発環境」と
か「ゲーム」とか複数の表示内容を保存しておき、起動時に環境を選択して、
TownsMENUの表示内容を復元するためのプログラムです。
【 動作環境 】
本プログラムは基本的にTownsOSコマンドモードで動作します。MS-DOS V3.1以降
ならどれでも動作すると思います。
【 Excuse 】
本プログラムは無保証で提供されるものです。
本プログラムの使用により起きた不具合に対する責任は負いかねますので
あらかじめご注意下さい。
本プログラムを使用するに当たって、ユーザの方は自己の責任において使
用されることをお願い致します。
【 使用範囲 】
個人的な使用におつかい下さい。
その外につきましては、もしその様な事があれば連絡を頂ければと思いま
す。お手数ですがお願いします。出来れば感想など頂ければと思います。
m(__)m
【 使用説明 】
書式 envsel [パス] [-オプション] [タイトル]
オプション
-a 環境の追加
新しい環境を追加します。
-l リスト表示
現在登録されている環境リストを表示します。
-n 新規設定
新規設定を行い、envselの実行環境を整えます。また、
環境の初期化をする場合にはこのオプションを利用して
ください。
-r 実行
envselの機能を実行します。実際には、autoexec.batの
中に記述する時以外は使用しません。
-s 環境の削減
設定されている環境の削減をします。
パス
envsel.exeは作業内容の記憶保持のためにいくつかのファイルを作り
ます。「パス」を指定することにより指定されたディレクトリにファイ
ル群を作成します。また、環境変数ENVSELにパスを設定しておくと、起
動時にいちいちパスを指定しなくてもよくなります。「パス」を省略し
た場合には、envsel.exeの存在するディレクトリにファイル群が作成さ
れます。また、環境変数を設定しておいても、envsel.exe起動時に「パ
ス」を指定した場合には起動時に指定されたパスが優先され、環境変数
は無視されます。
個人的には環境変数ENVSELを設定しておくことをおすすめします。en
vselを起動するたびにパスを指定するのはややこしいので。envsel.exe
が存在するディレクトリに作成しても良いという方はべつですが・・・。
タイトル
「タイトル」は「保存する表示内容」の内容(タイトル)を記述して
ください。タイトル文字はANK文字を16文字までです。越えた場合には最
後の部分は切り捨てられます。また、タイトル文字にスペースは空けら
れません。アシカラズ(^^;)
漢字については使えなくはないのですが、正式にはサポートしていま
せん。使用しない方が良いです。(^^;)
解説
envselは新規設定作業を行わないと実際には使用出来ません。まずは、
「-n」オプションにより新規設定機能を呼び出して新規設定する必要
があります。
【 envselを動かすまで・・・ 】
本プログラムを使用するには幾つかの作業をしなければなりません。順に
作業内容を説明します。
作業を始める前に
まずは、適当なディレクトリにenvsel.exeをコピーしてください。
autoexec.batのバックアップをお取りください。
環境変数の設定
環境変数「TMENU」が設定されているか確かめて下さい。
autoexec.batの中に、「set TMENU=D:\」などの記述があれば良いと思
います。「=」から右に記載されている内容は環境により異なります。も
し、記述が無い場合は「set TMENU=???」と記述してください。「???」
の部分の記述に付いては、TownsシステムソフトウェアCD-ROM内の「Q:\T_FILE\rea
d4.doc」をご覧ください。
(例)set TMENU=D:\
また、環境変数ENVSELに付いてですが、「set ENVSEL=???」と記述し
てください。「???」の部分の記述に付いては使用される方の環境に合わ
せて記述してください。既存のディレクトリ「D:\WORK」を使用する場合
は、「set ENVSEL=D:\WORK」と記述してください。また、新たにディレ
クトリ「D:\USR\ENVSEL」を作成した場合は、同じく「set ENVSEL=D:\U
SR\ENVSEL」と記述してください。
(例)set ENVSEL=D:\USR\ENVSEL
以上2つの環境変数の設定で、もし「環境のためのメモリが足りませ
ん」などのエラーが表示された場合にはconfig.sysの中に、「SHELL=C:
\COMMAND.COM」などの記述がしてある行があると思いますので、「/E:3
2」を書き加えて下さい。
「/E:」の後ろの数字は、環境変数のためにメモリに割り当てるサイズ
を指定します。この値を16倍したバイト数が実際に割り当てられます。
「/E:32」とした場合は512バイトのメモリを割り当てる事になります。
(この辺はMS-DOSのバージョンによって記述が異なると思います。ver.5や
ver.6をお使いの方は指定方法が違うので注意が必要です。)
(例)SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P /E:32
これらの作業に関しては、TownsシステムソフトウェアCD-ROM内の「\T_FILE\rea
d4.doc」に記載がありますので、一度ご覧ください。
(ちなみに自分はTownsシステムソフトウェアV2.1L31を使用しておりますので、こ
れ以降のバージョンについては分かりません(^^;))
なお、ここでいったんリセットして下さい。そして、次の「AUTOEXEC.B
ATの修正」へ移って下さい。
AUTOEXEC.BATの修正
autoexec.batを修正します。
最後の方に、「CONTROL ~」と言った記載された箇所があると思いま
す。この「CONTROL ~ 」と記述された行の前に「envsel -r」と記述し
てください。パスが通ってない場合はフルパスで記述して下さい。
もしパスが通って無い場合、「D:\BIN」にevnsel.exeがインストール
してあるとすると、「D:\BIN\envsel -r」と記述します。
(例)
D:\BIN\envsel -r (←この行を追加します)
CONTROL -v -p -callbuf 32 -maxreal ffffh
なお、修正が終わったらすぐに次の作業を行って下さい。この状態で
リセットや電源を切った場合、envselはまだ正常には作動しません。
なお、間違えてリセットしても問題はありません。
新規設定
まず、コマンドモードに入って下さい。そして、envsel.exeが存在するディ
レクトリに移動します。
envselの機能を使用するために新規設定を行います。
envsel [パス] -n タイトル
と実行してください。
新規設定が無事終了したら、TownsMENUに戻り、「表示内容の保存」を
してリセットしてください。
一応、これでenvselを使用するための設定は終わりです。
リセット後、T-OSが起動する前に、envsel.exeが起動され表示内容の選択
を求めてきますので、「タイトル」を見て使用したい環境を選んで下さい。
この時、キーボードから数字のキーを入力することになります。
この時点では、「0」以外は入力出来ないと思います。キーボードから「0」
キーを押してください。TownsMENUが現れ、さきほど行った表示内容が復元さ
れればOKです。
これだけでは、全く意味がありませんので、環境の追加、削減に付いてや
他の機能について説明します。
環境の追加
新規設定しただけではいまいち意味がありませんので他の環境につい
ても追加したいと思います。
envsel [パス] -a タイトル
と実行して下さい。
追加が無事終了したら、TownsMENUに戻り、「表示内容の保存」をして
リセットしてください。これで新たな環境が追加されます。
なお、連続して環境の追加は出来ません。一度TownsMENUに戻り、「表
示内容の保存」をしてリセットしてください。
環境の削減
使用しているうちに環境を変更したい場合があります。また、使用し
なくなった環境が出てくる場合もあります。この場合、環境を削減しな
ければならない場合があります。
envsel [パス] -s タイトル
と実行して下さい。
削減に関しては連続して削減を行う事が出来ます。
リストの表示
現在設定されている環境についてのリストを表示します。
envsel [パス] -l
と実行して下さい。
一番左に表示される番号は「キー番号」、次に表示されている「*」は
現在指定されている環境、そして、「タイトル」が表示されます。
実行について
オプション「-r」については、autoexec.batの中に記入する場合以外
には使用されません。一応、実行方法を説明します。
envsel [パス] -r
このオプションは普段は使用しないで下さい。使用した場合、「表示
内容」についてバランスが崩れる場合があります。この場合、新規設定
をして、また、環境を構築しなければなりませんので、注意してくださ
い。
【 環境の選択 】
今まではenvselの使い方に付いて説明してきましたが、ここでは、T-OS起
動時に行う環境の選択などの説明をします。
電源を入れてT-OSが起動する前に、何やら画面上にリストが表示されると
思います。
(新規設定を終えてリセットした時も)
この時に、保存しておいたTownsMENUの表示内容を選択します。
画面構成から説明します。
まず、一番左に表示される番号は「キー番号」で、復元したいTownsMENUの
表示内容を選び、キーボードから番号を入力します。次に表示されている「
*」は現在指定されている環境で、前回リセットや電源を切った時に指定して
いた環境でもあります。これは、キーボードによる選択の後は変更されます。
そして、次には「タイトル」が表示されます。
なお、T-OSの起動後は、コマンドモードで、オプション「-l」でリストを表示出
来ます。このとき、「*」が表示されている環境(タイトル)が現在指定され
ている環境で、T-OS起動時に選択した環境でもあります。リセットや電源を
落とした場合、「*」が表示されている環境(タイトル)が保存されます。
それでは・・・。
Wed Aug 02 04:58:57 1995